20140615

(午後2時、食堂)


眞妃:(ふぅ…午前の業務がこんなに長引くと思わなかったわ…
   あぁお腹空いた。ご飯食べよう…
……あら、あれは………)

夜半:蔦子ちゃん。白玉ぜんざいどのくらい残ってる?

蔦子:あ~らぁ白鳥部長ったら、た――――――くさん残ってるわよ
   お昼に白玉ぜんざいを主食で食べる人なんていないもの!

夜半:まぁそうだよね。というか全体的に超こってりなここのメニューに
   白玉ぜんざいが
あることが不思議だよ。というか以前はなかったよね?

蔦子:そんなの!白鳥部長が甘いものしか食べないって聞いたから、
   追加したに決まってるじゃぁないの


夜半:え、俺のためだったの…別に甘いもの以外も食べるよ。
   あんまり好きじゃないだけで。


蔦子:好きじゃないもの無理に食べなくてもいいでしょ
   これからも追加して欲しいメニューがあったらいつでも…

夜半:…あ、ごめん蔦子ちゃん。後ろがつかえてるから注文いいかな。

眞妃:!(あ、私のことか…)

蔦子:はいはい!注文ね。白玉ぜんざい何杯?

眞妃:!?(複数デフォなの!?)

夜半:そうだね、今日は午前中忙しくて疲れてお腹空いちゃったし、
   5杯……いや、
あるだけ全部で。

眞妃:――――――!?

蔦子:あらあらぁ白鳥部長ぉ、そんなに食べきれるのぉ?

夜半:食べ切れなかったら持ち帰るよ。まぁ、残さないとは思うけども。

蔦子:じゃあ、用意するからちょぉっと待っててねぇ~


・  ・  ・  ・  ・


(白玉ぜんざいが次から次へと手渡されるのをテーブルに並べる夜半と目が合った眞妃)


夜半:……あぁ、ごめんね待たせちゃって。
   まさかこんな時間に他にお客がいると思わなくってね。つい長話を。


眞妃:いえ……。(大量に並べられる白玉ぜんざいを、ガン見。
   すごい、量の……白玉ぜんざいですね。そんなにたくさん食べ切れるんですか?

夜半:まぁね。俺もう病気レベルの甘党だからね。……あ、もしかして食べたかった?
   全部買い占めちゃったよ。少し分けようか?

眞妃:い、いいえ。。私どちらかというと甘いものは苦手なので……。

夜半:そっか。…もう少しで運び終わるから、待っててね。


・  ・  ・  ・  ・


夜半:これで終わりかな。お待たせ。それじゃ、お先に。

眞妃:はい…。(本当にあんなに食べきれるのかしら…白玉ぜんざいだけを。。)

蔦子:眞妃ちゃんお待たせ!今日は遅かったのね

眞妃:え、ええ。今日は午前の業務が長引いてしまって…。


(カウンター越しに蔦子と話す眞妃の後姿を眺めながら)


夜半:(そういや……あの娘、経理部の成沢部長だっけか。
   今まで全く話したことなかったなぁ。

   まぁ、そんな機会もなかったし気にも留めたことなかったけども)

蔦子:さ、眞妃ちゃん!今日は何行く?

眞妃:そうですね…今日の日替わりランチは何でしたっけ?

蔦子:今日はねぇ
   「特製じっくりコトコト激辛ビーフカツカレーツタコデラックスinJune」
   とぉっても美味しいカレーライスにミニカレーうどんにカレーおにぎりまでついた
   カレーづくし!のランチセット♥♥

夜半:(うわ…俺なら絶対手が出ないなそれ…)

眞妃:すごいですね。何から何までカレーづくしで。

蔦子:そぉよぉ!ちょっと量が多かったのか、
   みんなあんまり挑戦してくれなかったのよねぇ~


眞妃:そうなんですか。つまりたくさん余ってるってことですよね。

蔦子:そうなのよねぇ。眞妃ちゃん何セットいく?

夜半:(複数がデフォルト……なのか)

眞妃:
じゃ、それをあるだけ全部で。

蔦子:あらあらぁ眞妃ちゃん思い切ったわねそんなに食べられるのぉ?

夜半:(カシャン!) ←びっくりして箸を落とす音

眞妃:もうお昼もだいぶ過ぎてお腹空きすぎちゃって………
   ? 白鳥部長大丈夫ですか?お箸落とされたみたいですけど

夜半:あ、ああ。うん。大丈夫。

蔦子:心配無用だったわね♪はぁい♪まいどあり~♪
   今用意するからちょぉっと待っててねぇ



・  ・  ・  ・  ・


(鍋と炊飯器ごと食堂のテーブルに運び出される)


眞妃:いただきます。…………(ものすごい勢いで食べ始める)

夜半:…………

眞妃:(夜半の視線に気付く)? 何ですか?白鳥部長。カレー食べたかったですか?

夜半:いや…。俺辛いもの苦手だから。ただ…そんなに食べきれるのかなぁ、って。

眞妃:さっきの私の言葉、そっくりそのまま返されちゃいましたね。
   大丈夫です。一時間もあれば食べ終わりますから。

夜半:いや時間の問題じゃなくてね? …まあ、いいか。)