20130804

★吉村夫妻は滅多に出ないので最初に予備知識

・吉村さん夫妻には3人の子供
 (上から長女・悟未、長男・真澄、次女・史愛)がいます。
・奥さんの香澄ちゃんには3つ子のお兄さん
 (全員独身・イケメン・悟史と同い年)がいます。





(吉村家)


香澄兄1:やぁ香澄、今日も可愛いね。元気だったかい?
     悟史君にDVとかされてないかい?


悟史:あはははは~、そんなことするわけないじゃないですか~。

香澄兄2:ははは兄さん、そんなこと言っちゃあ失礼だよ。
     あ、悟史君。相変わらず図体でかくて暑苦しいね。


悟史:暑苦しいですか~、すいませんね~。良かったらエアコンの風下にどうぞ~。

香澄兄3:香澄、毎日育児大変だろう。
     今日は僕らが子供達の面倒を見るから、羽伸ばしておいで。

     ……あぁ悟史君、いたのか。全く君は相変わらずとろい口調でイラッ☆とするね。

悟史:あははは、おっしゃる通り、俺とろいんで~。
   優秀なお義兄さん方がうらやましいですよ~。



香澄:―――――もう!お兄ちゃん達ったら!!!
   悟史さんの悪口言ったら1回につき
   罰金100円って言ったでしょ!!!


香澄兄1:はっはっは、そういえばそうだったかな?
     ごめんよ、つい本音が出てしまってね。


香澄兄2:ごめんよ香澄。はい罰金(万札差し出す)
     これで僕らの可愛い甥っ子たちにおもちゃでも買ってやりなさい。


香澄兄3:でも1万払ったから悟史君の悪口あと100回言えるね!はははは!

香澄:お兄ちゃん~~~…………(ものすごい形相で睨みつける)

香澄兄1:おっと、それでは僕らは可愛い甥っ子たちと遊んできましょうかね。

香澄兄2:君ら夫婦は適当に僕らとは別の場所に出かけてくれたまえ。
     目の前でいちゃつかれると鬱陶しいからね!




(香澄兄x3が吉村夫妻の子供達を連れて出かける)



香澄:~~~~~~~もぉぉぉおう!お兄ちゃん達本当に最低!!!
   いつになったら悟史さんへの意地悪を止めてくれるのかしらっ!!!

悟史:あはははは~。賑やかでいいじゃない。

香澄:前から思ってたけど、悟史さん、
   お兄ちゃん達にあんな酷いこと言われてどうして怒らないの?

   悟史さん、もしかしてマゾなの?

悟史:マゾって、香澄ちゃん(笑)
   別に、あの程度の悪口どうってことないし、
   陰で言われるより面と向かって言われる方がまだいいよ。

   図体でかいのもとろいのも事実だしね~。

香澄:えー……

悟史:それに、何だかんだ言って子守は手伝ってくれるし、
   子供達の事もすごく可愛がってくれるし。

   お小遣いくれたりもするし、いいお義兄さん達だよ。

香澄:そうかしら……

悟史:それに、普段あまり怒らない君も、お義兄さん達の前では睨んだり怒鳴ったり…
   本当、そういうとこ兄妹なんだなって思えて、見ていて羨ましいよ。

香澄:羨ましい? 私達兄妹が?

悟史:俺、兄弟いないからね。ずっとひとりだったし。
   だから香澄ちゃんと結婚して、お義兄さんが三人も出来たってだけで、
   すごく嬉しいんだ。


香澄:悟史さん……。

悟史:それに、お義兄さん達が香澄ちゃん……
   妹をああもかわいがる気持ちは、分かる気がするよ。

   俺も香澄ちゃんみたいな妹がいたら、ベタかわいがりしただろうなぁ、あははは。
   ……ほんと、兄弟欲しかったよ、俺も。

香澄:…………。

悟史:そんな、申し訳なさそうな顔しないでよ。今は君や、子供達、
   お義兄さん達もいて、
すごく楽しいし、賑やかだし、幸せなんだからさ。

香澄:悟史さん、小さい頃にお義父さま亡くして……大変だったんだものね……

悟史:そうだねぇ。俺が3歳の時に死んじゃって、全然覚えてないから、
   母さんしかいないのが当たり前の生活だったからなぁ。

香澄:…………。

悟史:それと、残念ながらやっぱり覚えてなくて、後から聞かされた話だけど……
   父さん死んだ時、母さんのお腹には赤ちゃんがいたんだって。
   でも、父さんが死んだショックで、流産しちゃって……。

香澄:えっ……!

悟史:男女もわからないくらいの早期の流産だったらしいから……
   墓誌にも残ってないけどね。

   無事に生まれてたら、俺もお兄ちゃんだったんだよな~。

香澄:さ、悟史さん……(複雑そうな顔で悟史の腕にしがみつく)

悟史:だから、お義兄さん達がいて幸せだよ。どんなに悪口言われてもね。
   逆に、頑張ろう、認めてもらおう、見返してやろうって思えるしね(笑)

香澄:……ありがとう、悟史さん……やっぱり、あんなでも私の兄達だし……
   そう言ってもらえると嬉しいし、もっと仲良くなってもらいたいわ……

悟史:そうだね、俺は今のままでも十分楽しいけどね。

香澄:…………(無言で悟史の腕にしがみついてる)

悟史:……お盆には、実家に帰って母さんに顔見せて、父さんのお墓参り行こうね。
   俺には今こんなにたくさんの家族がいて、
   相変わらず幸せだってこと、報告しなくちゃね。


香澄:……うん、そうね。