20130210

(前回のニュースの少し前の話)


初南賛:………だ、だるい………昨晩、なんか喉が痛いなとは思ったけど……
    なんか身体中痛いし…き、気持ち悪い…確実に熱はありそう…測ってみよう…


(90秒後)


39.3℃




初南賛:……………(数値を見ただけで数分気絶)
    …って…これ絶対アレでしょ…今流行りの…うう…風邪すら滅多にひかない僕が…
    このまま寝てるだけじゃ……ダメだ……病院……行かないと……
    …うう…きつい…実家だったら…身内も呼べたけど…ここじゃ頼りになるのは…

    ………………………

    ……くぅ……誕生日(1月13日)の自分お祝いに念願のスマホ買ったのに……
    一番最初にかける電話がお父さんとか………最悪………(でもかける)



”……トゥルルルル…… ……トゥルルルル……ガチャッ ”



マイケル:”HEEEEEY!エル!オー!ブイ!イー!LOVE(ラブ)!
     Oh!マイスイートハニィィィイ!
     マイケルの電話に掛けてくれてThank you!
     けど、ソーリー!マイケルは電話に出ることが出来ないnow!
     良かったらYouからのホットでグッドで
     ソウルフルなメッセージを留守テレフォンに
     残しておくれYO!心の準備はいいKAI?
     Count Downスタート! スリー、トゥー、ワ ”



(プツン)



初南賛:……あのハゲ使えねえ……
    (※高熱のため口調がかなり荒っぽくなっております)

    って今更か……緊急時に頼りになる父親だったら僕の苗字は
    今でも山本だったはずだ……

    こうなったら……社員寮の誰かに……
    だ、だめだ……伝染しちゃったら、まずい……

    じ、自力で病院に、行かなきゃ………























(数時間後)


初南賛:……………あれ……?

在素:あら、目が覚めたのね。大丈夫?

初南賛:……あ、在素……? た、確か僕、熱出して病院行こうとして……

在素:そしたら階段の手前…204号室の前辺りで倒れてたのよ、初南賛さん。
   (ちなみに初南賛の部屋は205号室)

初南賛:えぇぇぇっ !? 僕全然覚えてない……

在素:症状からして紛れもなくインフルエンザね。しかもこじらせる一歩手前だったわよ。
   見つけたのが私で良かったわ。あ、ちなみにココ、私の部屋ね。(401号室)

初南賛:あ、ありがとう……
    っていうか204号室前で倒れてた僕を君ひとりでここまで運んだの…?


在素:そんなの、昔作った転送装置を使えば造作もないことよ。気にしないで。

初南賛:……って、インフルエンザじゃ君にも伝染っちゃうじゃないか!
    ご、ごめんすぐ帰るから……!(起き上がる)

在素:あぁ、その辺も気にしなくていいわよ。
   私は流行前に
お父さん特製のワクチン打ってもらって
   どんな型のインフルも絶対に伝染らないから。
   だから『私が見つけて良かった』って言ったの。


初南賛:…そ、そっか…けど、起き上がってみて思ったけど身体がだいぶ楽になってる…。

在素:今年の流行に合わせた完璧な治療薬を作って投与したからね。
   そんじょそこらの薬よりも良く効くはずよ。
   あとは数日安静にしてれば治るでしょう。


初南賛:さすがだなぁ……ありがとう。

在素:どういたしまして。
   そういえば替えのパジャマは鍵借りて勝手に持ってきちゃったわよ。


初南賛:そ、そういえば見覚えのあるパジャマだ…。

在素:でも寝ている間にだいぶ汗かいてたようね。初南賛さん脱いで!拭いてあげるから。

初南賛:べ、別にいいよ…!もうだいぶ楽になったし…。

在素:そういう油断は禁物よ!症状が落ち着いていても、
   身体が弱ってる間は気をつけないと、
別の風邪ひいたり、
   別の型のインフルエンザにかかったりするんだから!ほらほら!

   (初南賛のパジャマを無理矢理脱がす)

初南賛:い、いいってば――――――!!

在素:もー、こんなに汗かいてるじゃないの。
   それにしても初南賛さん、毎日引きこもってゲームばっかりしてる割には
   いい身体してるわね。ふふ。

初南賛:小学生の感想じゃないでしょそれ――――!!



”ピンポーン ガチャ!(合鍵で開ける音)”



久我:在素!さっき慌てて研究室から色々と薬品を持っていっていたが一体なにに……









20130210b



在素:もう!お父さんてば、インターホン鳴らしたら
   ちゃんと返答待ってから開けてっていつも言ってるでしょ!

   土下座されたから仕方なく合鍵渡したけどロクなことしないんだから!

久我:………………

初南賛:こ、こんにちは…久我室長。あ、あの…
    これはただ汗拭いてもらってるだけでですね…

    僕、インフルエンザになってしまいまして…それで在素…さんに看病を…

久我:………………

在素:そんないちいち説明しなくても、どう見ても看病でしょ。
   ささ、初南賛さん。
次は下よ!下もパジャマ脱いで!

初南賛:ちょ……!さすがに下はいいから……!

久我:………………

初南賛:(あああああ~……これ、また僕が久我室長に殺されるフラグ……?)

久我:………………

在素:もう!お父さんもボーッと見てないで、せっかく来たんなら手伝って頂戴!

久我:………………

初南賛:……なんかもう、完全に石化してる……?

在素:全く、また変な誤解と妄想して!もう勝手にすればいいわ!

初南賛:……勝手にされたらまた僕が命狙われるんですけど……