20121216

(午後、事業企画部)


照美:う~~~~ん……

千雪:?……どうしたんですの?照美さん。

沙織:便秘?

千雪:デリカシーが無いにも程がありますわよ沙織さん!!

照美:……う~~ん……あたしに、直接は関係ないっちゃないけど……
   やっぱお礼、言ったほうがいいわよねぇ……

千雪沙織:??



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(以下、照美の回想)



”♪~ ♪♪~ ♪~ ” (携帯)


照美:? 実家から? はーいもしもし?

照美母:次郎君と籍はいつ入れるの?

照美:(´゚Д゚`)挨拶も飛ばして一言目がそれ!?どんだけ急かしてるのよ!
   まだそんな段階じゃ、全然ないっつ――――――の!!

照美母:「('A`)チッ」

照美:いくら三十路に片足突っ込んでるとはいえ
   親がそこまで焦るとこっちが悲しくなるわ…


照美母:「まあそれよりもちょっと訊きたい事があるんだけど」

照美:何よ?

照美母:「何か、ネット通販で…あなたの会社の人っぽい人から、
    芋ようかんの注文が入ったんだけど」

     (※照美の実家は長野にある老舗の有名和菓子屋)

照美:……? まぁウチの芋ようかんは人気商品だし……別に偶然じゃないの?

照美母:「ただの注文なら別にわざわざ電話なんてしないわよ。
    けど数が尋常じゃなかったんだもの」


照美:いくつ?

照美母:306本。

照美:`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!

照美母:「数字の入力間違いか何かかと思って、電話で確認してみたけど、
    間違いないって言うし…
 会社の贈答用か何かなら熨斗(のし)
    お付けしましょうか、って訊いたけど個人用だって言うし」


照美:個人用で300本以上とか一体何に…
   って、なんでウチの会社の人間だってわかったの?会社名で注文入ったの?

照美母:「いいえ個人名よ。ただ、住所に『ねぎ秘密結社社員寮』ってあったから…」

照美:社員寮……注文した人の名前は?


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(そして現在―――― 国際部


照美:失礼しますっ !!!

幹雄:はーい? …………?

リーザ:はい?って今誰か来たような気がしたけどドアしか開いてませんね?

幹雄:でも、今の声は……(視線をやや下げる)
   あ、南十字部長じゃないですか。こんにちは。すいません小さくて見えな

照美:小さいってい―――う―――な!!
   むしろあんたらがデカすぎなんだあああああああヽ(`Д´)ノ!!!!!!

幹雄:Σしまった!ああああ;すいませんっ!そうですよね僕たち背が高すぎて…

リーザ:これは失礼しました、南十字部長。改めてこんにちはです。
    あまりお顔を合わせたことはありませんが…噂以上の小さくて可愛いおか

照美:小さいってい!う!な―――!!!!ヽ(`Д´三`Д´)ノ

幹雄:( ̄□ ̄;)リ、リーザさん!南十字部長に「小さい」とか
   「ちっちゃい」とか「チビ」とか禁句ですから!


リーザ:? (←よくわかってない)

夜半:おや、何か騒がしいと思ったら照美ちゃんじゃないか。
   (照美を上から覗き込みながら)

幹雄:あ……白鳥部長、起きたんですね。そうです南十字部長です。
   国際部にいらっしゃるのは珍しいですよね。(照美を上から覗き込みながら)

リーザ:今日は椎子さんがお休みなので、職場に見慣れない女性がくると
    華やかになるのです~。
(照美を上から覗き込みながら)

照美:……………………
   (悪気はないのは分かるんだけど…こ、この…ねぎ社の高層ビル群どもめ…
   これだから国際部にはあんまり来たくなかったのよ…)


※参考資料:夜半192cm・リーザ183cm・幹雄182cm・照美146cm


夜半:それにしてもどうしたんだい?もちろん何か用があって来たんでしょ。

照美:! そ、そうよ白鳥部長!うちの実家に芋ようかん306本とかいう
   クレイジーな注文したの、あなたでしょ!


夜半:えーバレちゃったの。せっかく照美ちゃんを通さずこっそりと注文したのに
   個人情報駄々漏れじゃないか。


照美:会社用じゃなくて個人で300本以上とか、誰が頼んだって話題になるわよっ!
   っていうかなんであたしに内緒で?あたしを通せば少し割安にしてあげたのに。

夜半:え、直接言ったらドン引きされるかと思って。

照美:ええ、その判断は間違ってはいないけど。

夜半:で、その芋ようかんがどうしたの。何か迷惑掛けちゃったかな。

照美:い、いえ…母から連絡貰って…たくさん注文してくれてありがとう、って…
   あ、あたしからも一応お礼を言うわ、あ、ありがとう。。

夜半:どうしたしまして。

照美:……に、してもよ。300本以上も一体何にするつもり?

夜半:ようかんって食べる以外に何か用途あったっけ?

照美:(´゚Д゚`)そりゃよーかんは食う物だけど
   数がひとりで食うには異常だって言ってんのよ!!!

夜半:一人じゃないよ。国際部のみんなにもおすそ分けしようかと思ってね。
   いつだか、次郎君から一口もらったらものすごく美味しかったからね。
   湧ちゃんに頼んでネット注文してもらったってわけさ。
   (※ネットも含む機械類の扱いがまるでダメな夜半さん)

幹雄:えぇ、南十字部長のご実家の芋ようかん、おすそ分けしてもらえるんですか?
   ありがとうございます!部長!

リーザ:ありがとうございます~。でも、100本とかはさすがに食べれないですよ。

夜半:大丈夫、中原君リーザ君椎子ちゃんに各2本ずつ。残りは俺。

照美幹雄リーザ:∑( ̄□ ̄;)300本をひとりで!?

照美:あ、あのね…白鳥部長、うちの芋ようかん、冷凍しても賞味期限1ヶ月くらいよ…?

夜半:一日10本食べれば大丈夫でしょ。

幹雄:((( ̄□ ̄;))))びょ、病気だ……白鳥部長は甘党という名の病気だ……