20110220

(総務部・人事部 ←同じフロア、というか机がくっついてる)


明:そぉいえば、今年のバレンタインは平日だったのよねンv
  みんな、職場でチョコもらう機会多かったんじゃないかしらン?

みはる:そうだね~。平日だったから、
    バレンタイン当日にみんなにチョコ配れたねっ!><b


明:「みんなに」配ったなんてンv 肝心のタッちゃんにはちゃんとあげたのン?

みはる:もっちろんv 橘くんにだけは、ちゃ~んと手作りあげたんだからねっ!

明:へぇぇ、みはるちゃんも手作りチョコ作ったのねン!

みはる:作ったのはみひろちゃんだけどねっ!あたしは包む係!

明:∑(≧▽≦)それってアリなのン!?あ、ね~ね~奥田さん!
  奥田さんはモテそうだしチョコいっぱいもらったんじゃないのン?


早瀬:ん……?(いきなり話題を振られて戸惑っている)

みはる:奥田さんはちゃぁんと、いるもんねぇv 彼女さんからチョコもらいましたかぁ?v

早瀬:チョコ……? あ、あぁ。まぁ……

明:………

早瀬:そ、それより森川!さっき頼んだ書類はコピー取り終わったのか?
   夕方の会議までには終わらせてくれないと困るんだが。


みはる:あぁー!そうだった!
    コピー用紙足りなくて倉庫に取りに行こうと思ってたんだったー!

     ごめんなさぁい奥田さん><; 今すぐ終わらせてきますねー!
    (ダッシュで倉庫へ走り去っていく)

早瀬:ふぅ……全く……(席を立つ)

明:奥田さん、どこ行くのン?

早瀬:ん、あぁ…ちょっと資料を取りに行ってくる。そんなに時間は掛からない。

明:はぁい、いってらっしゃい~v





明:(奥田さん元気なさそうだったなぁ……ん?)

結佳:(オフィスを去っていく早瀬の後姿を意味深に見つめ続けている)

明:結佳ちゃん、どうしたのン?奥田さんに何か用事でもあったのン?

結佳:え、いや、あの、何でもないですっ!

明:………結佳ちゃん、

結佳:はい、何でしょう?

明:結佳ちゃんは奥田さんにバレンタインのチョコあげたのン?v

結佳:∑ちょっ、
   な、なんでわたしが奥田さんにチョコをあげなきゃいけないんですかっ!?


明:え~?だってぇ、結佳ちゃん奥田さんのこと好きでしょン?v バレバレだぞンv

結佳:や……やだ……その、そんなに……分かりやすいですか……?

明:どうだろねンv 同じ職場だから分かっちゃったのかもン♪

結佳:バレンタインのチョコなんて…奥田さんには彼女さんがいますのに、
   そんな差し出がましい事、できません。


明:………そっか~、奥田さん、
  彼女と別れたって言ってたから今がチャンスだと思うんだけどなンv

結佳:えっ!?

明:なぁんてねン、別れたなんてウソ!彼女さんとはまだまだラブラブだってンv

結佳:え……

明:……ふふ、今ガッカリしたでしょ?

結佳:(ぎくっ)

明:実は内心、「奥田さん、そのうち彼女と別れてくんないかな~?」とか
  やっぱり、思っちゃってたでしょ?


結佳:………

明:別に悪く思うことでも恥ずかしがることでもないのよン?普通の感情だと思うのン♪
  ただね、好きになっちゃったんなら、相手に彼女がいるにしてもいないにしても、
  自分の思いを伝えることは、悪いことでは……

結佳:(泣いてる)

明:∑( ̄□ ̄;)…………!!!!
  ご、ゴメン!ゴメンね結佳ちゃん!! ボクそんな、泣かせるつもりじゃ……!!!

結佳:……い、いいんです、ごめんなさい、成沢さんのせいじゃないです、
   こんなに好きなくせに、成沢さんの言うとおり、
   何もしないで、じっと待ってるだけで、
バレンタインだって、
   結局何もできなくて……で……でも、やっぱりわたしには何も出来ないんです…!


明:……どうして、何もできないの?

結佳:わ…わたしが、チョコをあげたところで
   奥田さんが振り向くなんて、思ってませんけど…
   ……も、もし…万が一、万が一ですけど……
   それで、奥田さんが彼女を捨てて私に振り向いたら……

   簡単に心変わりしてしまう奥田さんを、軽蔑してしまいそうで……
   許せなくなってしまいそうで……


明:うーん、奥田さんの性格からして、
  そんな簡単にコロッと鞍替えするようには見えないけどねン~

  正義を愛する結佳ちゃんらしい悩みだけど、
  これから、どういったタイミングで結佳ちゃんが、

  奥田さんの彼女候補に立候補しようとも、最終的に選ぶのは奥田さんなのよン。

結佳:…………

明:今の彼女よりも結佳ちゃんのが魅力的だと思って、
  彼女をポイッと捨てて結佳ちゃんを選んだとしても、

  それは奥田さんの意思だし誰にも揺るがすことはできない。
  そしてそれを軽蔑して嫌いになっちゃったら、
  結佳ちゃんの奥田さんに対する気持ちもその程度だったってこと…
じゃないのかなン?

結佳:……その程度……ですか……

明:本当に好きなら、彼が犯罪者になろうと狂言者になろうと、
  何でも受け入れられると思う。

  ホントの恋愛はね、綺麗事じゃやってられないんだよ。
  ……ボクだってね、綺麗事を追い求めてたばっかりに、
  一度失くして、取り戻すのに二年も遠回りしちゃった。


結佳:……成沢さんも……色々、あったんですね……

明:あはは、周りからは苦労知らずだと思われてるっぽいけどねン~~♪

結佳:……わたしは、本当に何も出来なくて、何もしなくて…情けないで…す…(また涙)

明:∑( ̄□ ̄;)ああぁぁぁっ!! な、泣かないで~~!!

早瀬:…………………。

明:∑(≧▽≦)キャ――――!!奥田さんいつからいたのーン!?

早瀬:たった今戻ったが……成沢……
   誰もいない職場で女性を泣かすとは一体どういうことだ……
(超怒ってる)

明:い、いや、これは、あのボクが……ボクが泣かしたんですけどねー!?
  (フォローになってない)


早瀬:女性を泣かすのは男として最低だと思うのだが……?

結佳:……あっ、あの!すいません!成沢さんは全くもって悪くありません!
   わたしが…わたしが、ちょっと、成沢さんの苦労話を聞いたら、
   感動というか同情というか、
そんな感じになって泣いてしまっただけなんです!!
   成沢さんを責めないでください!


早瀬:……本当に、そうなのか……?(明に疑いの視線を送る)

明:う、ウン……そ、そうよねン!ゴメンね!変な話しちゃってー!

結佳:わ、わたし、ちょっと頭冷やしてきます!
   すいません少し休憩させてくださいっ!
(走り去る)

明:ふぅ………もう、奥田さんは怒ると怖いんだからン………ん?

早瀬:(先ほど結佳が早瀬を見つめていたように、
   今度は早瀬が、走り去る結佳を心配そうに見つめている)


明:……ねェ、奥田さん。

早瀬:………何だ。

明:結佳ちゃんて、かわいいわよねンv 彼女にしちゃえばいいのにンv

早瀬:(ぶっ!!)な……何をいきなり妙なことを言い出すんだ!?

明:だぁってェ、奥田さん彼女と別れちゃったんでしょン?
  まだ誰も知らないっぽいけど、こないだ一緒に飲みに行った時
  ボクに言ってたでしょン!


早瀬:まあそうだが…別に言いふらすことでもないだろう…
   それに…別れたからすぐハイ次、なんて、彼女に対して失礼だろう……。

明:え?じゃ間をおいて告白するつもりなのねン~?

早瀬:そ、そうじゃなくてだな!!!
   関口だからどうとかいうわけではなく、一般的な常識としてだな…!

   ………それよりも成沢!さっきは彼女に何を話して泣かせたんだ!
   内容によっては俺は許さんぞ!!!

明:えーなにその話題転換(´・ε・`)
  結佳ちゃんが何でもないって言ってるんだからいいじゃないのーン♪