20101031


(土曜日、総務部)


明:奥田さん奥田さん、今日これからおヒマかしらン?

早瀬:ん…? まぁ、今日は半日出勤の会議だけだし、午後は別に……

明:ボク、総務部に来てからまだちょーーーっと馴染んでない感じなのよねン♪

早瀬:そ……そうか? 他の総務や人事の者とも結構仲良くやっているように見えるが……

明:そりゃみんな、大体ボクが辞める前からいた子たちばかりだものンv
  今ボクがもっともっと仲良くなりたいなぁって思ってるのは、奥田さんなのンv

早瀬:うっ……わ、私か?


(※早瀬は、以前明とはこのような一件があったため、内心彼をものすごく苦手としていた)


明:奥田さん、前は眞妃ちゃんの部下だったんでしょン?
  眞妃ちゃんも奥田さんのことデキる人だってホメてたし…
  ボク、もっと奥田さんのこと知りたいのン
vv

早瀬:知りたい…と言われても…

明:まぁ、お酒飲んでパーッとやる時間でもないしねン、
  良かったらこのあとウチにいらっしゃらないン?

  眞妃ちゃん、今日は非番だし手料理作って待ってるって言ってたわンv

早瀬:(む………成沢部長のプライベート……か……
   ………………………………… ちょっと見てみたいかも……。
   ま、まぁ……成沢部長が待っているなら……

明:決まりねンvv じゃ、ご案内するわねン♪


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明:ウチは会社から電車で3駅で、駅から割とすぐなのよン♪
  まだ引っ越したばかりだけど、結構便利だしお気に入りなのよねンvv

早瀬:(…どうでもいいけどさっきから周りの視線が気になるな……
   すれ違った女子高生達から小声で「あの外人の女の子、かわいい~!」
   とか聞こえるし……)

明:スーパーも近所にあるしvv そこのスーパーがまた野菜が新鮮なのに安くって!
  新鮮な野菜はおいしいお料理には欠かせないわよねンvv

早瀬:(……本当に、この人は……男なのか……?

明:……奥田さん、どうしたのン?ボクの顔に何かついてるかしらン?

早瀬:(……はっ!? しまった…)い、いや、なんでもない……

明:ボクがかわいいからって、そんなに見つめちゃ、ダ~メvv
  (人差し指で早瀬の胸をつつく)なんてねっvv

早瀬:のぁっ!?

明:あはははv びっくりしちゃって、か~わいいvv あ、そろそろ着くわよン♪





(成沢家)


明:たっだいま~ンvv

眞妃:おかえり、明。

明:ん~、眞妃ちゃんのエプロン姿久しぶりに見たン♪
  かわいいっ
vv(ただいまのチューをしながら)

眞妃:ち、ちょ……あき……!

早瀬:ゴ、ゴホンッ!(存在をアピール)

明:きゃぁぁぁあンv ごめんなさい奥田さん!ついいつものクセで……v

眞妃:(真っ赤になりながら)……す、すいません……奥田さん……

早瀬:い、いえ…お邪魔してるのはこちらの方……ですし……
   (成沢部長のエプロン姿…貴重だな…。
   しかも何か
秋葉原のメイドみたいにやたらフリルが多い……

眞妃:え、あっ、このエプロンはこの人のなんですよ!
   私はこういうひらひらしたの苦手で…!


明:あははっ、眞妃ちゃん普段あんまりお料理しないものねンv
  それボクのお気にのエプロンだしv

眞妃:ちょっ……余計なこと言わないで!!
   あ……お、奥田さん、玄関に立たせっぱなしですいません…!

   どうぞ上がってください。散らかってますけど……。





早瀬:な、なんという……
   (
少女趣味な家具とインテリアばかり……。ピンク色がまぶしい……)

明:かあわいいでしょン?ちょっと前までボクの方が家にいる時間が長かったからねン♪
  リビングとキッチンはぜーーーんぶボク好みにしちゃってるのンvv

眞妃:お見苦しくてホントに…。あと予定も聞かずに急に招いたりしてすみません。
   ……この人が、どうしても、奥田さんと打ち解けたいって言うから……
   色々誤解もあるみたいだし。

早瀬:誤解…?

眞妃:前に、明がまだイギリスに住んでて、たまたま来日したときに会社に来て、
   ……遠山さんも絡んでひと悶着あったでしょう?

早瀬:は、はぁ…そのことなら別に、後から説明を受けました…し…

明:でも、奥田さん、真面目でしょン?なんかずっと気にしてるように見えたからねン…v
  そう思って、今日は男同士、腹を割って話そうかと思うのン!

早瀬:は、腹を割って、って…一体何をどうやって…

眞妃:…………お風呂のご用意が、できてます。

早瀬:………はい?

明:ウチのお風呂はスッゴイ広いのよンvv 大人3~4人は余裕ンv
  さぁさぁ、ボクと一緒にお風呂入って、
  男同士アツく語り合いましょンv

早瀬:ちょ、ちょっと…待っ…初めて来た家でなんで風呂に…っ!?

眞妃:ウチで自慢できるものと言ったらお風呂くらいなんですよ。
   ……どうぞごゆっくりなさってください。

   (後ずさりする早瀬を捕まえ、ものすごい力で押さえつけながら)

明:最高級の入浴剤入れたから、気持ちいいわよンv ささ、お風呂へれっつらごー☆

早瀬:うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―――………!!

眞妃:(…ちょっと強引だけど…奥田さん、明のことまだ絶対女だって思い込んでるもの…
   確実に誤解を解くには見せ合いっこでもしてもらうしかないのよね……)



















明:あ~~いいお湯だったンvv

眞妃:随分と長風呂だったわねぇ。1時間以上は入ってたわよ。

明:ちょ~~~っと色々と話しこみ過ぎたかしらねンv

眞妃:何を話してたのよ?

早瀬:あ……お風呂、ありがとうございます……
   ……………………(なにやら眞妃をものすごい勢いでジロジロと見つめる)

眞妃:な、何です?奥田さん……

早瀬:………(だ、駄目だ……
   俺もう成沢部長をまともな目で見れない…!!!

明:いやぁンもう奥田さんてば!眞妃ちゃんみて真っ赤になるなんて♪

眞妃:…………明、あなた奥田さんに何を……何を話したの!?

明:男同士の深イイ話といえば、どっぷりエロトークvv


眞妃:…こ…この…
   どエロカマ男が――――!!!!(久々の波動拳!!!)





…こうして長い間、奥田早瀬が心の奥に抱いていた疑惑(明=女性?)は晴れたのだった。
だが長風呂の間、明の眞妃との体験談彼女のその時のあんなことやこんなことまで
聞かされてしまったため、今度は眞妃との間に深い溝ができてしまったとか。

その後、早瀬と明は徐々に打ち解けていくのであった。