20001213

(開発研究室)


久我:……フフフ……今日も良き朝かな……世界は刻々と新世紀へと歩み始めているのだな……
   (妙な独り言をしつつ入室、すると研究室の奥に、見なれない女性が立っている)
   …だ、誰だね?君は。

在素:在素よ。

久我:そんな!声まで変わってる!
   ……って、ちょっと昔の某エステティックサロンのCMのパクリはともかく!(笑)
   在素!?な、何なんだねその格好は!?

在素:ふふ、どう?これが人気投票1位の「賞品」なのよ。



---------------------------------------------------------------------------------------------

遡ること数日前…


社長:う~ん、困ったもんだねぇ。

在素:だから別に気を使わなくったっていいわよ。

社長:でも、せっかく人気投票で1位取ったんじゃん!何かやらないと。

在素:そんな事言ったって………私、社員じゃないし。

社長:在素ちゃん、何か欲しいものはある?

在素:欲しいもの?……別に……リトマス紙や濾紙やアルコールは足りてるし…

社長:いや、そーゆーんじゃなくて(汗)君が純粋に「欲しいもの」だってば。

在素:私自身が「欲しいもの」?
   …別にお金には困って無いし、宝石とか不動産とかには興味無いし…

社長:あーー……そ、そーじゃなくてぇ(汗)

在素:あ、そうだ………

社長:ん?何かあるのかいっ!?

在素:……欲しいものっていうか……なりたいものなら……
   そういうのは駄目?

社長:なるものにもよるけどね。怪獣になりたいとかいうのはダメだよ。

在素:なるわけないでしょ!

社長:ふーん。で、なんになりたいの?

在素:一度でいいから、大人になってみたいわね。

社長:大人に?へぇ。
   ……でも君や君のお父様なら、大人になる薬とか
   簡単に作れるんじゃないの?

在素:そうなんだけどね(溜息)。
   お父さんったら、若返りの薬は作っても、大人になる薬は絶対に作らないのよ。
   「人間、いずれは嫌でも大人になるのに、
   大人になる薬を作ったって何の意味も無い」
ってね。

社長:まー、そうよね。久我さんも良いこというじゃん。

在素:もう!これだから…社長もお父さんも子供の夢ってのをわかってないわよ。
   別に早く大人になりたいって訳じゃ無いのよ。
   ちょっとだけ大人の世界を体験してみたいってだけなのに!

社長:は、はぁ、そうスか(汗)
   …でも君が「子供の夢」を語っても何かしっくりこないとゆーか(笑)


在素:ほっといて頂戴!で、やってくれるの?くれないの?
   …っていうか社長にそれが可能かどうか知りたいところだけど。

社長:可能に決まってるじゃん。(だって作者だしね・爆)
   面白そーだしね。んじゃ、やってみよっか!
   年は…そうだね、ハタチ前後で良いかい?(そして、紙とペンを用意・笑)

---------------------------------------------------------------------------------------------

在素:…と、言う訳でね。とりあえず2週間くらいこの格好でいることにしたわ。

上総:それにしても…在素さん、本当にお美しいですね(微笑)

在素:ありがと、上総さん(にっこり)

(そこで遅刻気味に継人出社)

上総:仙波君、おはようございます。

継人:…あー…眠みぃ…………(在素に気づく)……んんっ?
   ……もしかして……在素か?(汗)

在素:おはよう、継人さん。ええ、この通り。

(何となく黙りこくっていた久我が、在素と継人が並んだ瞬間、目を輝かせた)

久我:(……な……なんてお似合いの二人なんだ!!!
   流石だ!流石だ仙波くん!!流石は未来の我が娘婿…!!)

在素:……な、何…?お父さん。目つきが怖いわよ?

継人:このオッサンが妖しいのはいつもだろ。

久我:在素!仙波くん!!今日は仕事なんて良いから…天気も良いし、出かけたらどうだい?

継人:は?

在素:はぁ?

上総:え、お仕事しなくてもいいんですか?

久我:何を言っとるんだね!桐島君はこれとこれとこれとこの書類!(継人と在素の分の仕事)
   全部今日中だ!さあ早くやったやった!

上総:ちょ、ちょっと何でこれを僕が全部??(汗)

久我:いいからいいから!在素、これはお小遣いだ!(10万)
   さあ在素に仙波くん、いっておいでv(←珍しいハートマーク・笑)

継人:……なんか良くわかんねェけど……楽できるみてぇだからいっか…

在素:そうね、それじゃ、お言葉に甘えて。

(半ば強制的に研究室を去る、在素と継人)



上総:はぁ…これ今日中に終わるのかな…(山のような書類に埋もれながら)




(続く)