20000313

沙織:あれ、確か今日じゃなかったっけ?研修。

千雪:そういえばそんな行事もありましたわね。

沙織:行事って…千雪ちゃん(笑)
   今年の新人さんはどのコもみんなカワイイね~!
   おねーさんドキドキしちゃうさ!

千雪:私は別に興味ありませんわ。ちゃんとお仕事を
   こなしてくれれば別にどんな方だって…

沙織:…って、千雪ちゃん。机の上の書類の山…
   3日くらい前から減ってないような気がするけど。

千雪:(ぎくっ)そ、そんなこと無くってよ!
   ちゃんとお仕事をしていても次から次へと来るだけであって…
   別に、サボってるわけではありませんわよ!ホホホホホホ…
   く、蔵石さんこそ、先輩のお仕事は手伝わなきゃいけませんわよ!
   (素直じゃないがどうやら手伝って欲しいらしい)

沙織:(タメ息)ま、コレはあたしが片づけておくとして。
   そろそろ来ないかなー。新人さん。

(そろ~…り…)

雪彦:…あの~…

沙織:わっ!な、ななんだっびっくりした!
   新人君かぁ!

雪彦:あの…事業企画部はこちらでよろしいんでしょうか?

千雪:そうよ、ここが私、鳥居千雪が率いる事業企画部ですわよ!

沙織:(別に率いてないんだけどね・笑)えーっと、君は?

雪彦:あ、はい、申し遅れました…僕は烏丸雪彦と申します。

沙織:カラスマ…?…ああ!君がウワサの冷蔵庫君!!

雪彦:れ、冷蔵庫…

沙織:あたしは蔵石沙織!まぁひとつよろしくっ!
   さぁて…まず何を教える?千雪ちゃん。

千雪:…そうね、まずお茶でも入れてもらおうかしら。

沙織:は…、なんでお茶?

千雪:先輩は後輩にお茶を入れるものですわ!

沙織:そ、そう?…まーいいけど…

雪彦:そっ、それじゃ僕、お茶入れてきますっ!

(しばらくして、雪彦がお茶を持って帰ってくる)

雪彦:入れてきました!はい、蔵石先輩。

沙織:おぅ、どうも!

雪彦:はい、鳥居せんぱ……

…ポキッ(千雪のマグカップの取っ手が折れる)

雪彦:……………!!!!!(大汗)

沙織:あら、お見事。

千雪:…………

雪彦:…もっ……申し訳ありませんっっ!!!(平謝り)

千雪:………まぁ、仕方ないわね。

雪彦:本当に申し訳ありませんでした…べ、弁償いたしますから…

沙織:あ、確かこれってさー、なんかのブランド品だか骨董品だか
   知らないけど100万くらいするんでしょ?

雪彦:ひゃっ……ひゃく…?

千雪:別にいいですわ、また買いますから。

雪彦:(もはや聞こえてない)そんな高価なモノを…僕は…
   なっ…なんとお詫びしたらよいか……

(ゴォォォォォォォォォォ……)

沙織:……な、なんか寒くない?

千雪:……ゆ、雪…降ってますわ……室内に……

(ゴォォォォォォォォォォ……)

雪彦:あああ~~~僕はなんてことを~~~!!!!(号泣)

(猛吹雪が起こる。一瞬にしてオフィス内積雪5cm)

千雪:きゃあああーーーっっ!!もういいって言ってるでしょっ!?

沙織:うおぉわーーー!!!寒ぅうっっ!!!!きっつーーー!!!





恐るべし雪女の子孫、烏丸雪彦。
彼を興奮させてはいけない(笑)
…そして、この日の午後は社員全員、
除雪作業に追われたらしい(笑)