ねぎ秘密結社

仮想世界にひそめく企業のゆるやかな日常。

[NEWS] 沢井英司41歳、まさかのリストラ!?


19991101


それは、普段となんら変わりのない、平和な月曜日の午後。
総務部人事課長・沢井英司は、
いつものように新作フィギュアを手がけていた。
今度のフィギュアは珍しく男性。
いつだか、社長が好きだと言っていた織田裕●である。
社長の誕生日(10月8日)を今頃になって思い出した彼は、
今からでも遅くはない、と、プレゼントとして
制作を始めたのである。

「よし……出来た!」
最後の仕上げを終え、英司は満面の笑みを浮かべる。
フィギュアの肩から腰にかけてリボンを結び、
プレゼント用フィギュアの出来上がりである。
「ふっふっふ…社長の驚く顔が早く見たいなぁ…
…よし、社長室に持って行こう!」

長身のフィギュアを小脇に抱え、英司は
スキップで社長室へと向かった。


社長室。
「確か社長は朝からここにいるはず…」
英司がドアをノックしようとした瞬間。
社長室から、なにやら数人の会話が聞こえてくることに気付く。
「…なんだ…打ち合わせ中か…?」
英司は、ドアにそっと耳打ちする。
差し障りのない話なら、このフィギュアを持って
乱入して驚かしてやろう。
そう思い、ニヤニヤとしながら会話を盗み聞く。


「…私も、それでいいと思います」
「そうよね。その方がいいと思うわ、絶対」
「だいたいよ~、英司さんに人事なんて無理だっての」


(……私のことを…話しているのか?)
社長室内からは、経理部主任の成沢眞妃
同じ人事課の瀬上奈津恵
システム設計部主任の遠山  満の声がする。
本社の役員ばかりである。
そして、話題の中心が自分であることに、英司は少々驚く。
(いったい何の話を……)
英司は、さらに会話を聞き続ける。


「じゃあ、これで決まりですね~」
この、少し間の抜けた声は、営業部係長の吉村悟史
「人事は、私ひとりでもなんとかやっていけますわ」
「ははは!ナッちゃんだけでも3人前くらいの仕事は出来るだろーな」
会話に、ほんの一瞬だけ間をおいて、社長が口を開く。

「ま、意見満場一致ってわけね。
……それじゃ、沢井さんにはとりあえず
辞めて頂くことにしましょうか。」




(な……なんだってぇえええ!!??)

突如、己の身に降りかかった信じがたい事実に、
英司は愕然とし、小脇に抱えていたフィギュアを
ゴトリ、と落としてしまった。




(続く)

[社員名簿] No.08 沢井英司


08eiji

フルネーム
沢井 英司(さわい・えいじ)
所属
広報部(部長)
年齢
41歳
性別
誕生日
10月15日
星座
てんびん座
血液型
B型
身長
180cm
出身地
東京都
家族構成
妻・息子・娘・娘の夫・孫娘
一人称
私(わたし)

「こんなことをしても怒られないっ!フィギュアだから!!」

一見ステキなオジサン。だが社内で1、2を争う変人だったりする。フィギュア作りが趣味で、その業界では結構な有名人らしい。驚くほどの短時間で素晴らしい出来のフィギュアを作り、会社に持ち込んでは磨いたりもしている。そのため、常識人の瀬上奈津恵との仲は最悪。フィギュアを造っては捨てられ、造っては捨てられを繰り返す日々を送っている。

上記の通り会社のためにまったくなっていないような存在に見えるが、ここぞと言うときに他の重役を黙らせるほどの威厳を発揮する謎の存在。

遠山 満と仲が良く、彼の妻で元社員の芹子は在勤中からのお気に入りの娘。英司が造るフィギュアは彼女がモデルの物が多い。

まだ40代前半だが既に孫がおり、最近は孫娘にべったりな毎日を送っている。







いらっしゃいませ!




このサイトは、ねぎ社長が運営する創作作品「ねぎ秘密結社」のサイトです!
普通のひとから、普通じゃないヒトまでいろんな人たちが勤めてまーす
あ、もちろん架空の会社だから本気にしちゃだめだよ?
それでは、ごゆっくりどうぞ~♪

受付嬢:森川みはる



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